子供の頃、クリスマス自体を楽しむ習慣がなかった僕は、自分に子供ができたらできる限りサンタクロースを信じさせたいと思っていました。
いつかは、トナカイがひいたソリに乗ったサンタクロースが来ないことがわかる日が来ます。
でも、できる限り長く信じてほしいと思ってます。
今日は、その楽しい企画に一風変わった人が乱入し、サンタクロースに変身した話をします。
楽しくもイカレタおっさんサンタが、子供たちにいい言葉を残してくれています。
サンタナイトって?
「そもそもサンタナイトって?」
なーんて質問が聞こえそうです。
イカれたおっサンタ爆誕!
僕と友人、2人ともどちらかと言うと、体型がやせ型。
やせ型のサンタクロースほど、ニセモノ感タップリなものはない。
失敗が許されないサンタクロースだから心配。
テンションあがりまくりの60代後半サンタ。
仕事帰りに待ち合わせ場所に到着して衝撃を受ける。
おっさん朝一で捻挫し、杖で登場。
友達も会った時の反応を見たくて、ワザと連絡してこなかった…、ふざけた親子。
僕「杖使ってるサンタを見たことがない」
オ「サンタなんてヨボヨボのジジイばっかりだろ。一人ぐらい杖使ってるやついるだろ」
と、スゲー発想でねじ伏せてくる。
予定していた、18時に出発。
事前にクリスマスプレゼントを預かっていて、依頼してきた友人の子供達に渡す設定。
動の車の中で心配でした。
スゲー心配でした。
楽しいのは分かるが、テンション高すぎのおっさん。
血管切れんじゃねーかってぐらい。
テンション高いサンタはいないし、子供の前で倒れないでくれと祈るばかり。
そんな心配をしながら1件目に到着。
「ヒョ!」じゃねー!
なんだかボソボソと、友人とその子供と話をしているサンタ。
5分以内で帰る予定にしていたのに、10分ちょっとして戻ってきました。
「今日は『ヒョーホッホ』で統一するか、おもしれーから」
サンタとブラックサンタ。
2件目も同じく、「ヒョーホッホ!」で始まる。
何度聞いても、地獄からの使者が喜んでいるようにしか聞こえない…。
で、また長い。
何を長く話しているのか、聞いても教えてくれない。
「サンタからのメッセージだよ」
はっきり言って、心配過ぎる。
サンタクロースが来た!
「ピンポーン!」
来たー!イカレサンタ‼︎
子供が勢いよく玄関を開ける。
サンタクロースから子供たちへのメッセージ。
「いーか、お前たちよく聞いとけよ。プレゼントを貰ってうれしいだろ。でもな、サンタの力でもプレゼントを届けてあげれない子供達が世界にはたくさんいる。その子供達に、お前達が大きくなったら届けてあげなさい。今度はお前達がサンタクロースになる番だ」
この時に、サンタからのメッセージの内容を知りました。
友人宅にも確認したら、全部のところで同じことを話していました。
いいメッセージだと思うんですよ。
聞いていて、ちょっと感動したし。
でも、「お前達」や「聞いとけよ」って子供なんだから言葉を選べよ…。
無茶苦茶な、おっサンタが好き。
イカレサンタと知り合ってから15年以上。
高校生の頃に、プロレス技で関節を決められたこと数えきれず。
成人してからの、家飲みに乱入されたこと数えきれず。
なんやかんやと接点の多かったおっさんが好きでした。
今回もサンタをやってるのを見て、楽しそうに目一杯やっているのが印象的でした。
ただね、うちの子が「ヒョーホッホ!」を真似していてうるさいのが困った。
今日は自宅でやる予定だったクリスマスパーティーを、友人宅でやることになったので、間違いなく乱入してくるだろう。
少しだけウザいおっさんだが、ヒョコヒョコ足を引きずりながら頑張ってくれたからなんか買っていってやるかな。
では、また〜。
ヒョーホッホ、メッリィクリッスマァス!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
BT◯