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都会だから楽しい、田舎だからつまらない。それは間違いで、自分次第でどうにでもなるよ。

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こんにちは、横浜メガネ(@yokohamamegane)です。

唐突ですが、あなたは自分の生まれ育った場所が好きですか?
僕は、自分の生まれ育った街が好きではなかったです。退屈で好きになれなかったです。
でも、今は好きです。仕事の都合や大好きな沖縄への移住が叶わない限り、街をでることはないと思っています。
先日、長野に住む友人と久しぶりに会ってきました。その友人は、退屈な田舎が嫌いで横浜に出てきたことがあった人です。

 

 横浜だから楽しいわけではない。

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僕が住んでいる場所は、神奈川県横浜市。横浜市内ですが、中心地と呼ばれている西区や中区からは離れています。

専門学校に通っていた時に、こんな会話をしたことを覚えています。
「横浜は退屈だよ…。」この言葉に返してきた、長野から出てきた友人は
「全然退屈じゃないよ、凄い楽しい!」
長野から横浜に来たばかりの彼には、僕が退屈だと思っている横浜市が楽しかったらしい。

確かに、観光するところは多くあると思う。でも、なんとなく行く気にならない。
当時の僕がリピートして行っていた場所なんて、ワールドポーターズってショッピングモール内の映画館ぐらい。一度行ったら、次には行く気が起きない場所だらけ。
専門学校の帰りに行く、相鉄ジョイナス、モアーズ、ビブレ、東急ハンズ、ハマボールなどなど。休みの日に友達や当時交際していた女性と遊びに行くのも、もっぱら市内。みなとみらい周辺のランドマークタワーやクイーンズスクエア、コスモワールド、シーパラ、動物園、山下公園やマリンタワー、港の見える丘公園、元町など、行くところがたくさんあるのは間違いない。だけど楽しいかと聞かれれば、そうでもない。行っているときは楽しい、でもまた行きたいかと聞かれれば行きたいと思わない。「行くところが他にないから、また行く」そんな場所ばかりの横浜が好きではなかったです。

行くところがたくさんあるのは、ありがたいですし、ないよりはいいです。でも、どこもなんだか似たり寄ったりなところが本当に多かったです。新しいものができても、そこまで行かなくてもどこか違う場所でも売っている。似たような景色が広がっているコンクリートの建物たち。そして、自分の住んでいる市内のそんなものに価値を感じることが少なかったです。どこ行っても同じようなものしかないのに、用もなくブラブラできる人が本当に凄いと思えてました。

だけど、そんな横浜市が長野の友人は好きで楽しくて仕方なかったらしい。
横浜駅近くのビルの屋上から海が見える、少し歩くだけでコンビニがたくさんある、夜遅くまで遊んでいても平気、遅くまで開いているお店がたくさんある、観光する場所もたくさんある、横浜市内だけでなく東京や川崎市、鎌倉市などにも電車で数十分で行ける、そしてその電車が24時を過ぎても走っている。いつも「横浜凄いよ」って言っていた。でも、僕からしたら当たり前のことで、凄いことなんて一つもなかったですね。

長野県が嫌いだった友人。

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彼は彼で、自分の生まれ育ったところが嫌いだったらしい。
「何もないド田舎で本当に嫌いだった。小さい頃から、絶対に東京か横浜に行くって決めていたんだ。田んぼと畑しかない、あの村が本当に嫌いだった。退屈過ぎて、頭がおかしくなるレベルだから」と笑いながら言っていたけど、本当に横浜まで出てくる彼の行動力に少し凄さを感じた。専門学校なんて長野県内にもあるわけで、実際に県内の学校に進学した友人もたくさんいたそうです。でも、彼は横浜に子供のころから思っていた通りに出てきた。
好きではないと言いながらも、横浜に留まっている僕とは明らかに違った。

何もないという友人の実家に泊まりに行った。 

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彼は長野県北部に住んでいて、今は市町村合併で町ですが、僕が行った当時は村でした。行ってみて思ったことは、村は想像していたよりも、広かった。当時の僕は、村の規模が分からなくて車で20分も走れば一周できてしまうと思っていました。アホです。

そして、何もない。本当に、驚くほど何もなかったです。周りは田んぼと畑、りんごの樹だらけ。彼の実家から隣の家までは、たぶん500mはあると思う。近くにあるバス停は1時間に1本、もしくは走っていない。バス停横には「乗って残そう路線バス」の看板、最寄駅への長野駅からの終電は22時20分頃だった記憶があります。
近所にある商店も車で5分で18時以降は閉まっている。コンビニも車で15分の距離。

夜になると、横浜では考えられないほど暗い。街灯の間隔が横浜よりも長いからなのか、道路の照らされている箇所も限られていました。そして、夜に窓の外を眺めていたら、遠く、それもかなり遠くに光が見えた。昼間に見たときは、畑しかなくて家はなかった方向に明かりが見えたんですよね。彼に聞くと「自販機の明かりだと思う」。翌日確認しに行くと、確かに自販機があって驚いた。それぐらい何もない場所。長野県内でも田舎と言われている場所。

でも、そんな何もない、彼が嫌っていた場所が、僕には魅力的で楽しくて仕方ない場所でした。
コンクリートの高い建物もない、駅の周りにもコンビニぐらいしかない、ファミレスなんてものもない、あるのは山と畑。でも、そこにしかないものがたくさんあって楽しかった。とても過ごしやすく、帰る予定を2日延ばして帰ったぐらい。
不思議なものですよね、お互いが嫌いだと言っている場所が好きになるのって。

東京へ出張できた友人と再会。

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先日、その友人と久しぶりに会ってきました。
彼は専門学校卒業後、就職のため地元に帰っています。
その時に「横浜が嫌い、長野が嫌い」って話が出たんです。お互い好きでない場所にいて、どうなのかと。

「今は嫌いじゃない。どちらかと言うと好きだよ。たぶん、昔は見えていなかったんだと思う。小さなころから住んでいて、それが当たりまえになって、見ようとしていなかった。小さなことでも、大きなことでも見ようとしなければ意味がないし、楽しむことなんてできない。もし、横浜を離れて新しい環境に行ったとしても、数年後には同じような考えになると思う」

彼も同じように、「何もないことが退屈なんじゃなくて、ただ自分が退屈な奴だった。地元の昔からの友達で田舎が嫌いで県外に出た奴も、戻ってきた奴が何人かいるけど、同じようなこと言ってたよ。便利な都会もいいけど、昔から変わらない景色を見るのも安心できる。東京みたいに簡単にものが揃わない時代は、もう終わったよ。ネットで簡単に揃えることができる。わざわざ満員の電車に乗る必要も長野にはない。田舎には田舎の良さがあって、都会には都会の良さがある。それを、退屈だと思ったのは子供過ぎたのか、おっさんになったからなのかは分からないけどね」

彼の言う、子供とおっさん。この言葉にちょっと引っかかりながらも、妙に納得。
たぶん、おっさんになったんだろう。気に入らないけど…。

 

まとめ。

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友人の「自分が退屈な奴だった」は間違いないと思う。僕も以前、仕事が退屈なのは自分の考えかた次第みたいな記事を書いたことがありますが、本当に自分次第だと思う。

どこに住んでいても退屈な奴は退屈な日々しか過ごせない。たくさんの観光名所がある横浜に住んでいながら、退屈で嫌いだった僕は間違いなく退屈な奴だったと思う。誰かが与えてくれたものを、そのまま目的もなく利用していればいつかは飽きる。飽きないために目的をしっかりと持つか、何かを工夫するしかないです。

何か普段目にしていることでもいい。それを写真に撮って、TwitterやInstagramに投稿したりするのも、面白いかもしれません。あなたが、普段知っていて退屈にしか思えないことが、知らない人から見たら面白いものかもしれません。ちょっと、想像しただけでワクワクしてきませんか?何事も自分次第です。

 

では、また~。

今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

BT×

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