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有給休暇取得を拒否もしくは理解のない上司が意識を変えると、職場が変わる。

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「有休なんて、いつ取ったか忘れたよ」
「部長が『人が足りないから無理だ』って取らせてくれないんだよね」
「周りが取る雰囲気じゃないから取れない」

そんな言葉を、友人や取引先の企業で働く方から聞くことがあります。

こんにちは、横浜メガネ(@yokohamamegane)です。

有給休暇の取得が難しいと言われている会社は、多くありますよね。

「仕事が好きだから、有休なんていらない」
そんなことを思っている方は、ほぼいないでしょう。

逆に、
「有給休暇を使いたいのに使えない」
そんな方が、ほとんどだと思います。

有給休暇が使いにくい職場には、必ずと言っていいほど問題があると思ってます。
その問題とは、部署を管理監督する上司である課長や部長などの管理者が、有給休暇取得促進への消極的な考えかたです。

有給休暇は、ただ休みを与えるだけのものではありません。
仕事に対するいろいろな面で影響を与えます。

管理者が有給休暇に対する意識を変えれば、まず間違いなく職場は変わります。

今回は、有給休暇を積極的に取得させることで、消化した社員だけでなく、結果を出せば管理者の評価も上がるお話をします。
管理者だけでなく、部下のいる上司の方にも読んでいただきたいです。

部下は有給休暇を気持ちよく取得したいと思っています。

「有給休暇を消化させると、人手が足りなくなるから取らせたくない」
なんてことを言う、もしくは思っている管理者の方はいます。

すごく昔、いろんな意味でお世話になった僕の上司がそうでした。
口では、
「どんどん取れ」
と言っておきながら、いざ申請すると凄くイヤな顔をされました。
そして、その後あきらかに不機嫌な態度をとる方でした。
これが繁忙期などならまだ分かりますが、時期はずらしていたんですよね。

当時、僕が思ったことは、
「もし、僕が役職上がって偉くなっても絶対にあんな態度取らない」
です。

有給休暇は管理者も含め、働いている方全員に平等に与えられている権利です。

何も考えずに取得申請を拒否したりすることは、法律に違反しています。
申請しただけでイヤそうな顔、不機嫌な態度をとることは、それ以後有休を申請するなととれます。

イヤな気持ちを持ちながら仕事をするのって、楽しくありません。
何か予定があったとしても有休がとれないなら、働いていてもモチベーションも上がりません。
働くだけの人生になってしまいますからね。

まず、管理者や部下のいる方に知っていただきたいのは、多くの社員が有給休暇を消化したいと思っています。
気持ちよく有休を申請したいと思っています。
そこを理解していただきたいです。

そして有給休暇は、取得した社員だけでなく、上司である管理者の評価にもなります。
次から、順番にお話ししていきます。

有休が取りにくいと、仕事の処理能率が下がります。

有給休暇が取得しにくい会社の特徴として、残業も月に何十時間とある会社が多いです。
残業も多く、休みたい日に有休も取れない。
仕事をするためだけに生きている感じの日々。

そんな環境で、どうやって仕事に対してモチベーションを上げればいいのでしょう。
余程強い方でなければ、モチベーションなんて上がらないですね。

例えば、
「また有休申請拒否られたよ。やる気出ないな」
「有休申請通ったし、仕事残せないから頑張ろ」
の2パターンなら、一般的に後者のほうが間違いなく処理能率は高くなりますよね。

モチベーションが下がれば、仕事に影響します。
影響すれば、個人のパフォーマンスにも影響が出ます。

間違いなく、仕事の処理能率は低くくなります。
嫌々やる仕事ほど、つまらないものはありません。

最悪、毎日がつまらなければ、仕事を辞めたくなります。

休みがなければ、給料が高くても意味がありません。

「有給休暇なんて取れなくても、その分給料が高ければよくね?」
以前こんなことを、他企業で管理職をしている友人が話していました。

聞いていた数人は、
「まぁ、金だな」
と、言ってましたが、僕も含めたほとんどが、
「お前の部下でなくてよかった」
と言ってました。

確かに、一理あります。
いくら休みが多くても、給料が少なければ生活していけません。
家族がいるなら、なおさらです。

ですが、いくら給料がよくても、稼いだお金を使う時間がなければ、むなしいだけです。

要はバランスです。
そこそこのお金があり、休みも取れる。

お金をたくさん稼げるからといって、仕事ばかりの生活なんて、ほとんどの方が望んでいません。

終身雇用の時代は終わっています。
そして、多くの企業が人手不足に悩んでいます。
より待遇のいい会社に転職したいと思っている方も多くいます。

有給休暇が取得できないと、離職率が上がる。

有給休暇が取れないだけで、辞める人が増えるなんて思えないですよね。
でも、これは実際にあります。

友人の勤める会社では、人手不足で残業の日々。
有給休暇を申請しても許可されず、人を雇っても定着せず辞めてしまう方が多かったそうです。

会社のトップが交代し、雇用をそれまで以上に増やし、有給休暇取得を促進したら、辞める方がいなくなったそうです。

「有休の取得促進で離職率が下がるのか」
と、友人が驚いていたのを覚えています。

でも、これって当たり前のことで、休みが合わなければ求人を出しても応募がないこともあります。

それと同じで、働いてから有給休暇が取得できないと知ったら、辞める方も出てきますよね。

特に、子供のいる家庭なら、なおのこと。
子供に関係する行事は、平日に行われることが多いです。
土日休みの会社なら、有給休暇を使って参加することしかできません。
子供に悲しい思いをさせるぐらいなら、転職を考えますよね

上司は、働き方が変わってきたことを理解したほうがいい。

ここ数年の新入社員を見ていると、仕事よりもプライベートを充実させたい考えの方が多いです。

僕の部下にも仕事はほどほどで、プライベートを充実させたいと話しているのがいます。

大手企業の入社式で、新入社員のコメントをテレビで見た方もいると思います。
仕事ばかりの生活ではなく、プライベートも楽しむと言ったコメントが多かったと感じています。

一昔前では、考えられなかったです。
でも、今は時代が変わっています。

有給休暇は取得するべきものと考えている方が多くいます。
その考えを受け入れ、理解できない方は、時代遅れの管理者又は上司と思われてしまうでしょうね。

いずれ、慕ってくれる部下がいなくなると思います。

有給休暇を積極的に取らせることで、管理者の評価も上がる。

上司が有給休暇消化に理解のない方ですと、間違いなく有給休暇を取りにくい雰囲気になります。
そんな雰囲気のなか、有給休暇を積極的に取ろうと思う部下は、現れなくなります。

有給休暇を「悪」ととらえている管理者も多く存在します。
はっきり言うと、有給休暇は「悪」ではありません。

積極的に部下へ取得促進することで、職場の雰囲気はよくなります。
仕事に対するモチベーションも上がり、仕事の処理能率も上がります。

仕事の処理能率が上がれば、残業も減ります。
残業が減れば、会社も従業員もうれしいです。

残業時間削減は、人件費削減にもなります。
継続的に削減できれば、それは上司である管理者の評価となります。

ただ、有給休暇を促進しただけでは、残業時間削減につながりにくいです。
人手不足の中、取得促進すれば、残業時間が増えてしまう可能性もあります。

その為には、休暇要員の雇用も視野にいれないといけません。
下記記事にて、管理者なら最低限覚えておきたい、休暇要員の算出方法を話してあります。

まとめ。有給休暇取得促進には、まず上司である管理者から取っていく。

今まで、有給休暇の取得に雰囲気の悪かった会社では、管理者から部下に周知指導する必要があります。

その後、管理者自身が積極的に取得していけば、自然と有給休暇を取得する組織に変わります。

今後、有給休暇取得の義務化が法律で制定されるかもしれません。
準備は早くしておくべきだと思います。
法律で制定されれば、違反した場合何かしら罰則があるはずです。

会社が罰則を受ければ、会社だけでなく、管理監督している方にも影響はあるはずです。
そうならないように、今からでも手を打っておくことが賢明だと思います。

では、また〜。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

この記事があなたの役に立てれたら、うれしいです。

 

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